何気なしに食べているいつもの食事。
実は和食にもちゃんとマナーはあることをご存知でしたか?
そこで、必要最低限のマナーをピックアップしてみました。
日本人である以上は、最低限のマナーをぐらいは知っておきたいものです。
しっかり覚えておきましょう。
■茶碗は持ったまま食す
和食では、基本的に茶碗は持ったまま食すのが正しいマナー。
よく、おかずなどを食す際に、こぼれないように手を添えて
食べる光景が料理番組などでよく見受けられますが、これが実は間違い。
おかずなどを食す際には、器ごと手に持って食すのが正しいマナー。
しかし、例外もあります。
焼き魚、刺身、器の大きなものなどは、置いたまま食べます。
何でもかんでも持てばいい、と言うわけではないので悪しからず。
■焼き魚を食す
現代人は焼き魚の食べ方すら知らないらしい。
何とも嘆かわしいことだ。「キレイに魚を食べれる人がタイプ」と
いう女性がいるほどだから相当なのだろう。
日本人として、焼き魚ぐらいキレイに食べれなきゃ恥ですよ。
日本人なら骨のある魚食ってなんぼのもんですよ。
(1)まずは初めに、頭から尾へ向かって普通に食べていきます。
(2)食べ終わったら、左手で魚の頭を押さえるようにして、中骨をはずしていきます。
はずした中骨は、器の隅にでも置いておきましょう。
この際の注意点として、魚を返して食べるのは、実はマナー違反。
見た目にも美しくないので、やらないようにして下さい。
(3)あとは残った反対側の身を、食べるだけ。
初めと同じく頭から尾へ流れるように食べていきます。
(4)食べ終わったあとも一作業。頭を左手で押さえて、
中骨を箸で挟み、ポキンと半分に折ってやります。
折った中骨、小骨、皮、若干残る身、これらを一緒に器の隅に置けば完成。
■やってはいけない箸の使い方
和食は箸に始まり、箸で終わる。
箸の使い方次第では日本人としての格はグンとアップします。
(1)刺し箸
何でもかんでも箸で刺す行為を指す。
見た目にも美しくなく、食べ物にも失礼です。
ジャングルならまだしも、平和ボケした日本にそんなサバイバル行為は必要ではありません。
物を刺して食す人がいたらこう言ってやりましょう「野蛮人!」。
(2)渡し箸
マンガなどでよく見受けられる行為。お茶碗などの上に箸を乗せることを言います。
箸の汚れが服についてしまう場合があり、あまり好ましくない行為です。
箸を乗せてる人がいたらこう言ってやりましょう「不潔!」。
(3)寄せ箸
頭の悪い方によく見受けられる行為で、
おかずの入った器を箸で寄せたり押したりすること指します。
冒頭でも書いた通り、器は手で持って食すのがマナーです。
(4)迷い箸
文字通り、料理の上で箸をあちこちに運ぶ行為を指します。
見た目にも不恰好ですし、箸の先端を人に向けるのは危険なので、注意しましょう。
(5)ねぶり箸
誰しも一度はあるんじゃないでしょうか。
箸をチュパチュパ舐めたり、吸ったりする行為。
これは結構やってしまいがちですが、周りの人に不快感を与えるので要注意です。
(6)振り上げ箸
声がでかい人や、お調子者が良くやってますね。
箸をタクトのように振りあげる行為。
楽しく会話するのも大事ですが、箸はきちんと置いてから話しましょう。
(7)もぎ箸
特に割り箸なんかの場合、箸にご飯粒がついてしまうのは仕方のないこと。
しかし、それを口でもぎとったりしてはマナー違反です。
どうしても箸が汚れて気になるなら、いっそ交換してもらいましょう。
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